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君が見ているその景色が、
僕達の故郷なんだよ。
君が僕達の故郷を見ている。
そんな君の姿を見ているだけで、
幸せを感じるんだね。
ありがとう。
なあ、覚えてる?
一つ、二つと洋服が増えて、 手狭になった部屋。
随分と長く暮した。 ずっと変わらないと思ってたよな。
それが今はどうだい?
年々、幸せになってるよ。俺達。
「ねぇ、ちょっと持っていて、くれない?」
僕がそう言い出す前に、 君はカバンに手を差し伸べる。
何でもわかるんだな。
いつもと変わらぬ日常を重ね、 僕は君の何をわかっているのだろうか?
今日、君が会社を辞める。 僕は仕事を早めに切り上げて、 花束とケーキを買った。
君がこのドアを開けた時、 少しだけ僕の夢が叶う気がする。
「長い間、ご苦労様でした。」
これからは、君は僕の帰りを待ち、 僕は君が待つ家へと帰る。 今日までの君。明日からの君。 違う君に、違う僕達の生活に、祝福を。
それと、今日初めて知ったよ。 花って結構高いんだな…
僕達の未来に花束を。
Photograph & Writing 有川 晃貴
”写真と言葉で何か違った世界を表現したい”そんな気持ちでこのサイトを始めました。