| HOME | お問い合わせ |
東京が欲しているモノは、
人が叶える欲望の渦なんじゃないか?
そう思える時がある。
扉を開けば、そこに東京があるのに、
画面の向こう側にある東京とは何かが違う。
この街の中にもう一つの東京が存在する。
僕はそのもう一つの東京を確かめたい。
どうしたら行けるのですか?
もう一つの東京に。
人々の意思を乗せた風が、
ビルの隙間をすり抜けた。
街路樹が揺れている。
ビジネスマンが僕を追い抜いた。
遠く未来から「お前はダメだ」と、
言われている気がしてならない。
頭痛に変わる前に此処から離れなきゃ。
軽い目眩がしていた。
まだ、B1への途中。
先は長い。
もっと上がりたい。
アナタに近い場所まで。
ノラ猫の様に生きている。
この東京ではノラ猫はノラ猫のまま。
ノラ猫はノラ猫以上の価値は生まない。
どんなに輝いたノラ猫もどんなに落ちたノラ猫も、
所詮、ノラ猫だと人はいう。
ノラ猫だって努力すれば飯は食べられる。
ノラ猫だって生きている。
夕暮れの東京。
少しだけ昔のことを思い浮かべながら、
未来について考えていた。
この街で暮らし、この街で大人になった。
若かった僕を育ててくれた東京。
出会いと別れを繰り返す東京。
現在の僕は、まだ夢の途中。
温かくて残酷なこの街で羽ばたきたい。
東京に抱かれ、もっと成長したい。
Photograph & Writing 有川 晃貴
”写真と言葉で何か違った世界を表現したい”そんな気持ちでこのサイトを始めました。